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Bambu Labとmeland、深圳に子ども向け3Dプリント体験施設を開設

Bambu Labと中国のファミリー向けエンタメ企業melandが、深圳の大型商業施設に5〜12歳向けの3Dプリント体験施設を開設した。施設内には約100台の3Dプリンタで1週間で制作された3Dプリント都市「CyberBrick」が常設されている。

Bambu Lab と中国のファミリー向けエンターテインメント企業 meland が、深圳の大型商業施設 MixC World 内に 子ども向け3Dプリント体験施設「meland × Bambu Lab Creativity Center」を 2026年3月12日に開設した。対象は5〜12歳。3Dプリンタの仕組みを学ぶ初級コースから、自分で設計したモデルを実際に出力して持ち帰る応用コースまでを揃え、施設の中心には約100台の3Dプリンタを使ってわずか1週間で制作された3Dプリント都市「CyberBrick City - Children’s Edition」が常設されている。

meland × Bambu Lab Creativity Center の入口(Bambu Lab 公式)

ショッピングモールに置かれた3Dプリント教室

運営は、ショッピングモール内で屋内型キッズパークを展開してきた meland と、コンシューマー向け3Dプリンタメーカーの Bambu Lab による協業だ。場所は深圳の大型商業施設 MixC World 内で、家族連れがアクセスしやすい商業空間に組み込まれている。

Bambu Lab はここ数年、コンシューマー FDM 機の使い勝手を一気に標準化し、家庭ユーザーから個人クリエイター層へと裾野を広げてきたメーカーだ。教育市場への踏み出しは、2024年の Bambu Lab Education プログラムに続く動きで、子ども向けの体験設計に踏み込むのは新しいフェーズに入った動きと言える。

子ども向け体験エリア(Bambu Lab 公式)

5〜12歳向け、初級と応用の二段階

施設のコンセプトは「遊びを通じて学ぶ」で、3Dプリンタを単に展示する場ではなく、実際に触って自分の作品を作って持ち帰れるという体験ベースに振っている。コース構成は次の通り。

  • 対象年齢: 5〜12歳
  • 初級コース: 3Dプリンタの仕組みと基本操作の学習
  • 応用コース: タブレットで3Dモデルを設計し、実際にプリントして作品として持ち帰る
  • 常設展示: 3Dプリント都市 CyberBrick City - Children’s Edition(約100台のプリンタで1週間で制作)

応用コースでは、タブレット上で子どもが自分でモデルを設計し、その場でプリントして物体として持ち帰れる。大人向けのモデリングソフトを使わずタブレット UI に振ったことで、就学前から小学生中学年までの手で完結する体験になる。

CyberBrick City - Children's Edition 全景(Bambu Lab 公式)

商業施設キッズスペースという新しい入口

これまで3Dプリンタは「親の趣味」「学校の授業の一コマ」として扱われがちだったが、商業施設のキッズスペースという日常導線に置き直した点が今回の特徴だ。3Dプリンタの普及曲線で、ハードの低価格化と使いやすさの次に問われるのは「最初に触る場所」をどう用意するかになる。

学校・FabLab・MakerSpace に加えて商業施設のキッズスペースという経路ができれば、家庭で機材を持つ前に手触りを覚える子どもの数が増える。深圳という、世界でもっともコンシューマー3Dプリンタの調達が早い都市で、メーカーが B2C 体験施設に直接関わる構図が現れたのは、日本のメーカー企業が小中学生向けの導入導線を考えるうえでも参考になる。

meland × Bambu Lab ロゴ入りの入口装飾(Bambu Lab 公式)

Bambu Lab 側はこの形態を「中国で初の常設子ども向け3Dプリント教育施設」と位置づけており、meland のチェーンを通じて中国国内の他都市への横展開を視野に入れている。商業施設キッズパーク × メーカー直営という構図が、教育系イベントの単発開催ではなく毎週末の動線になるかどうかが、次に見るべき点だ。


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