共創ラボ

APPLE TREE、3Dプリンターラボ「DeepMaker」を大阪・北堀江に開設

3Dプリンター商社のAPPLE TREE株式会社が、大阪市西区北堀江のQUADRA KITAHORIE 1Fに、3Dプリンターラボ兼ショールーム「DeepMaker」を2026年4月14日付で開設した。同社の3Dプリント靴ブランド「STARAY」北堀江店を改修し、設計から仕上げまでを一拠点で体験できる予約制施設とした。

3Dプリンター商社の APPLE TREE株式会社 が、大阪市西区北堀江の QUADRA KITAHORIE 1F に 3Dプリンターラボ兼ショールーム「DeepMaker」2026年4月14日付で開設した。同社の3Dプリント靴ブランド「STARAY」北堀江店を改修した拠点で、設計から仕上げまでの一連の工程を1ヶ所で体験できる予約制の施設に位置付けられている。

DeepMaker ラボ外観(APPLE TREE 公式)

「販売拠点」を「製造拠点」に組み替える

DeepMaker は、APPLE TREE が販売拠点を製造拠点に組み替える形で立ち上げた施設だ。前身の STARAY 北堀江店は、3Dプリントを用いた靴のオーダー製造ブランドとして運営されていたが、今回のリニューアルでラボ機能を全面に押し出す構成になった。

同社はもともと業務用3Dプリンターの輸入販売・サポートを国内で担う商社で、東京の本社オフィスにもショールーム機能を備えてきた。今回の大阪拠点は、関西圏の製造業・デザイン事務所・スタートアップに対して、設計データを持ち込んでから実物を手にするまでの工程をひと続きで見せる場として運用される。来訪は予約制で、目的に応じてカスタマイズした見学・相談ができる。

産業用3Dプリンターを並べたラボ内部(APPLE TREE 公式)

設計・造形・後処理を一拠点で

ラボ運営の主軸は、産業用3Dプリンターを複数台常設し、専門スタッフが設計・造形・後処理までを案内するツアー形式だ。具体的には以下の工程に対応する。

  • 設計: パラメトリックデザインを用いた柔軟・高速な設計支援
  • 試作・製造: 産業用3Dプリンターでの試作から小ロット生産まで
  • 後処理: 研磨・塗装などの仕上げ工程
  • 対応領域: 製品試作、最終製品、治具、アート/ファッション領域

APPLE TREE は国内代理店として複数ブランドの業務用機を扱う立場にあり、樹脂・粉末焼結・金属系など複数方式の機種を取り回せる強みを持つ。DeepMaker はその商材ラインをまとめて見せる「カタログショールーム」としての役割と、データを持ち込んで小ロットを実際に作る「マイクロファクトリ」としての役割を兼ねる構成になっている。

パラメトリックデザインによる設計工程(APPLE TREE 公式)

関西の中小製造業の検討入口

施設情報をまとめると次の通り。

  • 施設名: DeepMaker(大阪)
  • 所在地: 大阪市西区北堀江1-7-9 QUADRA KITAHORIE 1F
  • 開設日: 2026年4月14日
  • 運営: APPLE TREE株式会社
  • 前身: 3Dプリント靴ブランド STARAY 北堀江店
  • 利用方法: 予約制、専門スタッフ同行のツアー

国内では多品種少量生産・短サイクル化への対応として「金型を作らない製造」へのニーズが続いており、商社主導でショールーム+ラボを組み合わせる動きはここ数年強まっている。DeepMaker 大阪は、関西エリアで「設計データから実物までを実際に動かして見せる」拠点として、メイカー個人だけでなく中小製造業の検討入口にもなる設計だ。

研磨・塗装などの後処理工程(APPLE TREE 公式)

東京の本社ショールームとの役割分担、設置機種の具体構成、利用料金体系といった運用の細部は、今後のリリースで具体化される段階にある。商社が単に売るのではなく「現場で一緒に作って渡す」ところまで踏み込めるかは、機材販売後のアフターサポート密度と、関西の発注側企業がどれだけ予約導線に乗ってくるかにかかっている。


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